広島を倒して、10年ぶり3度目の日本一となり、栗山監督の来季続投も正式発表したにもかかわらず、まさか、こんなことが起こるとは…。日本ハム・吉村GMは、はっきりとした口調で言い切った。
「事実無根です。根も葉もない話です。オファーした事実はございません」
吉村GMが完全否定したのは、オリックス・長谷川SAが5日に出席した兵庫・高砂市内での講演会中の発言だ。同SAは、日本ハムから監督就任の打診があったが、優勝して立ち消えになったという趣旨の話をして、この日、一部報道で公となった。
この事態を受けて、オリックス・長村球団本部長、森川広報部長が秋季キャンプ地の高知市内で長谷川SAから直接、事情聴取。「他球団の話を軽率にしないように」と口頭で厳重注意し、同SAも「場を盛り上げるために言ってしまいました」と陳謝した。
交渉事の内容を表に出してはならないのは、野球界だけではなく、一般常識といえる。ましてや事実無根。日本球界だけではなく米大リーグでも活躍し、経験も豊富で理論派としても知られ、今月1日にオリックス球団の要職に就いた長谷川SAの言葉だけに、衝撃は大きい。