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由伸巨人、日本一奪回へ大補強第1弾!MVP左腕日本ハム・吉川を獲得

来季3年ぶりのセ・リーグ制覇を目指す巨人に、吉川がトレード移籍することが決定。先発として投手王国再建を担う

 日本ハム・吉川光夫投手(28)、石川慎吾外野手(23)と巨人・大田泰示外野手(26)、公文克彦投手(24)のトレードが成立し、2日、両球団が発表した。2年連続でリーグ優勝を逃した巨人は入団時にOBの松井秀喜氏(42)の背番号「55」を受け継いだ大田を放出する形となったが、2012年のパ・リーグMVPに輝いた即戦力左腕吉川を獲得。今後はFA補強にも動き出す見込みで、まずは投手王国再建の第1弾となる補強に成功した。


 激闘を演じた日本シリーズ終了から、わずか4日。日本一の興奮も冷めやらない日本ハムと、来季3年ぶりのV奪回に燃える巨人による電撃トレードが成立。日本ハム・吉川、石川慎と巨人・大田、公文による、2対2のトレードが発表された。

 「10年間、ファイターズには本当にお世話になりました。また、ファンの皆さんに対しては、感謝の気持ちしかありません。新しいチームでも全力で頑張る。そのことしか今はありません」

 日本ハムからトレードを通告された吉川は北海道のファンに感謝しながら、新天地となる巨人での飛躍を誓った。

 リーグ制覇した広島に17・5ゲーム差をつけられて2位に終わり、2年連続で優勝を逃した巨人。打線とともにふるわなかったのが投手陣だ。チーム防御率はリーグ3位の3・45だったが、菅野、田口以外は、年間を通して先発ローテーションに定着できす。マイコラスが右肩痛で出遅れ、内海、大竹、ポレダらも故障と不調でローテを守ることができなかった。高齢化も進み、層が薄い救援陣とともに、大がかりな再建は急務。その第1弾として、吉川に白羽の矢を立てた。

 入団時にOBの松井氏から背番号55を受け継いだ大田と、左横手から威力のある直球を投げ込む公文を放出する形となったが、日本ハムで通算48勝を挙げ、2012年にはパ・リーグMVPにも輝いた吉川らの獲得は大きな補強となる。


 今季は7勝6敗、防御率4・19に終わり、シーズン終盤はリリーフにも回っていた吉川だが、堤ゼネラルマネジャー(GM)は「うちの中に入ればローテーションに入るだろうと期待しています。球の力はうちの投手陣の中に入っても当然、上位。東京ドームで彼の力をそのまま出してくれれば普通に結果はついてくる」と太鼓判。かつて高橋一三、宮本和知、高橋尚成らも背負い、G左腕の代名詞といわれる背番号「21」も決定した。

 今後はFA権行使を検討しているDeNA・山口やソフトバンク・森福の獲得を目指し、調査を進める方針だ。

 日本ハムから加入する2人は4日に入団会見を行い、10日には秋季宮崎キャンプにも合流する予定。2017年のV奪回へ、由伸巨人の補強策がいよいよ動き出した。 (桜木理)

★吉川だらけ

 巨人には吉川大幾内野手(24)がいるが、今年のドラフト1位で吉川尚輝内野手(21)=中京学院大=を指名。さらに、日本ハム・吉川のトレード移籍で、吉川姓が3人になる。チームメートらも、呼び方に悩みそうだ。


「環境は変わりますが、日本ハムで野球を続けられることに感謝し、頑張っている姿を見てもらいたい」

「驚いたがプラスに考えている。先輩、後輩と離れるのは寂しいけど、活躍して再会できるのが恩返し。新しいチームでも自分らしいプレーを見せたい」

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