坊っちゃんスタジアムに、高げたならぬ、スパイクが土を蹴る音が響いた。ビデオカメラを前に野手12人が挑んだのは盗塁のタイム測定。福地コーチは「走れる選手は確実に、先の塁に進むことが大事。走力を自分で把握して、もっと走塁に興味をもってほしい」と力説した。
2008、09年に盗塁王に輝いた同コーチの号令の下、走塁改革が始まっている。これまでに50メートル走、ベースランニングのタイムを計測し、直線距離と遠心力がかかった状態の差異を算出。ロスなく塁を回れているかを診断した。今後は反応スピードや、二塁から生還するのに必要な加速度の測定も予定している。
今季の519四球、出塁率・327はいずれもリーグ1位ながら、総得点は同3位の577。小川監督は「うちは外国人以外に長打はない。出塁率の高さを生かす策の一つ」と走塁改革を福地コーチに託す。