ラグビートップリーグの強豪「パナソニックワイルドナイツ」が埼玉県熊谷市に構える練習拠点の完成予想図(埼玉県ラグビーフットボール協会提供) 埼玉県ラグビー協会は14日、埼玉・熊谷市の熊谷ラグビー場で会見し、群馬・太田市から熊谷市に本拠を移転するトップリーグ(TL)・パナソニックの新たな施設の概要について発表した。
昨年のW杯でも使用された同ラグビー場に隣接する形で、約3万平方メートルの土地(埼玉県の施設である天然芝の練習グラウンド1面を含む)に管理棟、屋内運動場、宿泊棟を新設。チームのクラブハウスとなる管理棟は重量鉄骨造り2階建てで延べ床面積約2000平方メートル。屋内運動場は最大の高さが約8メートル、延べ床面積684平方メートルで、床に人工芝を敷く。熊谷市特有の冬の強風が吹く日の練習に最適という。
重量鉄骨造り4階建ての宿泊棟は、延べ床面積約6000平方メートル。1階に多目的ホールやレストラン、2階にはカプセルタイプの客室180室、3-4階には海外代表の来征時にも対応できるツインの客室58室が設けられる。
いずれも7月中に着工し、来年8月完成予定で総工費は34億9000万円(練習グラウンドは除く)。埼玉県協会がほぼ全額を借り入れて建設資金に充て、パナソニックと賃貸契約する仕組み。チーム移転も来年8月の予定で、その翌年1月開幕を目標にする新リーグへ準備を始める。
日本代表でもあるパナソニックHO坂手淳史主将は「(施設の画像を)初めて見たがすごいと感じた。室内練習場やウエート場など、ラグビーをする上でもありがたい。チームのある太田市、会社のある群馬・大泉町、移転先の熊谷市、そして日本全国のファンのみなさんとこれからもラグビーを盛り上げたい」と抱負を述べた。
飯島均ゼネラルマネジャーは「パナソニックの練習は短いので、グラウンドは子供たちはじめ、いろいろな方に使っていただけると思う。太田市の施設については、行政とも相談しながら、一番いい形になるようにしたい」と話した。