サッカー元日本代表MFの本田圭佑(40)が25日、自身のXを更新。J2藤枝の槙野智章監督(39)による判定批判が大きな議論を呼ぶなか、審判員の待遇改善や下部カテゴリーへのVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)導入など、サッカー界のレフェリング問題に対する独自の改善策を提言した。
事の発端となったのは、24日に行われたJ2リーグ第13節の藤枝-徳島(藤枝サ)。0-0で迎えた後半23分ごろ、藤枝の選手が敵陣ペナルティーエリア内で仕掛けた際、相手DFの左腕にボールが当たったように見えたものの、主審はノーファウルと判定した。
この判定にベンチの槙野監督が猛抗議を行ってイエローカードを提示され、試合はそのまま0-1で徳島が勝利。試合後のインタビューで槙野監督は「ボックス内で手を使ってもハンド取らない。マジでJ2のレフェリーのレベルを上げないと壊れます。誰かが代表して言わないといけない。せっかくのJリーグがもったいないことになる」と強い危機感をあらわにし、猛批判した。
この発言が波紋を広げるなか、本田は槙野監督や藤枝といった直接的な固有名詞は出さなかったものの、レフェリングの環境改善に向けた具体策を提示。「サッカーのレフリー問題の件、予算配分を変えて、レフリーらがもっとお金をもらえるようにして、優秀な人材が流れてくるようにして競争力を高めるのが短期的な解決策。削る予算はプロコーチングライセンス関連にかかってる経費」と投稿し、報酬アップによる優秀な人材の確保と、そのための財源案にまで踏み込んだ。
さらに続く投稿でも「あとは短期的な投資としては、下のカテゴリーにもVARを導入すれば、大部分が改善される」とつづり、J2をはじめとする下部カテゴリーへのVAR導入を強く訴えた。
現在もシンガポール・リーグのFCジュロンに所属し、40歳にして現役を続ける本田の現実的かつ踏み込んだ提言に対し、ユーザーからは「それな、レフリーにお金投資しないで、レベル上げろは無理ゲー」「待遇改善と並行して、評価をきちんとしてあげられるような状況が欲しいですね」「世界中で審判問題が起こってるわけだから、お金の問題ではなく、現行のグレーゾーンが多いサッカールールの問題だと思う」「途中まではその通りと思ったが、削る予算はコーチライセンス経費とは」など、賛否両論を含め大きな反響が寄せられている。
■本田 圭佑(ほんだ・けいすけ) 1986(昭和61)年6月13日生まれ。大阪府摂津市出身。石川・星稜高から2005年に名古屋入団。08年1月にVVVフェンロ、09年12月にCSKAモスクワへ移籍。14年1月にACミランに加入。現在もシンガポール・リーグのジュロンと契約している現役選手。日本代表デビューは08年6月のバーレーン戦。W杯は10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会、18年ロシア大会に出場。