会見に登場した寺地拳四朗=東京都千代田区(撮影・岩崎叶汰) 帝拳ボクシングジム(東京・新宿区)は19日、主催興行「U-NEXT BOXING.6」を7月20日に東京・両国国技館で開催すると発表した。セミファイナルではWBO世界スーパーフライ級3位の寺地拳四朗(34)=BMB=が、同級4位のイスラエル・ゴンサレス(29)=メキシコ=とWBO世界同級王座決定戦12回戦を闘い、世界3階級制覇を目指す。
元世界2階級制覇王者の寺地は東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで行われた会見に出席し、「(昨年12月の世界戦直前中止から)切り替えて練習してきた。今はすごくわくわくしています。負けたままでは終われない。絶対に世界3階級制覇して、次につなげたい」と意気込んだ。
昨年12月27日にサウジアラビア・リヤドのモハメド・アブドゥー・アリーナで、初防衛を目指していたIBF世界同級王者のウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する予定だったが、同26日の夜に王者の体調不良で中止となった。
昨年7月に判定負けしてWBC、WBA世界フライ級統一王座から陥落。1つ階級を上げての仕切り直しの再起戦は約1年ぶりの試合となる。「12月の時より体が大きくなったと思う」とスーパーフライ級への適応は進んでいる。
ゴンサレスは過去にすべて同級で4度世界挑戦したが、全敗。5度目の世界戦で悲願の世界王座獲得を狙う。寺地は「ちょっと距離は遠いかな。(距離を)つめるのには少しだけ時間がかかるのかな。序盤は焦らずに自分の距離を保って、徐々につめていければ」と理想の試合展開を思い描いた。
WBA、WBC、WBO世界スーパーフライ級統一王者だったジェシー・〝バム〟・ロドリゲス(26)=米国=との対戦を望んでいたが、ロドリゲスは3団体の王座を返上し、13日(日本時間14日)に2度目の防衛を目指していたWBA世界バンタム級王者のアントニオ・バルガス(29)=同=に挑戦。6回KO勝ちして世界3階級制覇を達成した。
寺地は「今はとりあえず世界3階級制覇がモチベーションで、WBOのベルトも初めてなのですごくモチベーションになっています。バムはもう(バンタム級に)上げちゃったんで、やるかは分かんないですけど、とりあえずは目の前の試合に向けて頑張っている感じです」と語った。
興行は動画配信サービスのU-NEXTで午後5時から独占生配信される。プロ戦績は寺地が27戦25勝(16KO)2敗、ゴンサレスが39戦32勝(12KO)5敗2分け、ガルシアが33戦23勝(13KO)7敗2分け1無効試合、ロドリゲスが24戦24勝(17KO)、バルガスが23戦19勝(11KO)2敗1分け1無効試合。(尾﨑陽介)