一回、適時二塁打を放つ阪神・佐藤輝明。昨季までの同僚、デュプランティエ撃ちの決勝打となった=京セラドーム大阪(撮影・中井誠) (セ・リーグ、阪神4-1DeNA、1回戦、阪神1勝、31日、京セラ)黄金に輝いテル! 阪神はDeNAを4-1で破り、ホーム開幕戦を白星で飾った。「4番・三塁」で先発出場した佐藤輝明内野手(27)が、一回に放った決勝の適時二塁打を含む3試合連続マルチ安打と躍動。六回の犠飛で生還した場面ではヘッドスライディングをみせ、昨季のリーグ覇者としてまとったゴールデンユニホームを土色に染める気迫も。王者らしい戦いで3連勝や!!
チャンピオンユニホームを身にまとい、佐藤がグラウンドで躍った。左肩に宿した7つの星は王者の証し。貫禄の勝利に京セラが揺れた。頭から飛び込んでその胸を汚しても、黄金の輝きは色あせることはなかった。
「最高のスタートが切れたんじゃないですか」
待ちに待ったホーム開幕戦。一回から主役を奪った。2死二塁の好機で迎えた第1打席。昨季、阪神に在籍したデュプランティエと相対した。「燃えるものはありました」。156キロ直球にバットを振り抜く。詰まりながらも右中間で弾んだ先制の適時二塁打に「いいところに落ちてくれた」と笑った。
六回は代わったばかりの左腕、坂本の初球を捉え三塁強襲の内野安打。さらに、三進し高寺の左犠飛では、ヘッドスライディングでホームへ。バットだけでなく、姿勢でも主砲の威厳をのぞかせた。
「手から、頭からの方が(セーフの)確率が高いと思って。思い切ってスタートできた」
泥だらけになった特別ユニホームが誇らしい。2年ぶりのセ・リーグ制覇を果たした昨季を記念して、虎ナインは「伝統×王者(強さ)」をコンセプトに虎の意匠や刺繍(ししゅう)などがゴールド基調で統一された戦闘服を身にまとった。左袖とキャップには阪神のセ・リーグ優勝の回数と同じ7つの星があった。
藤川監督はチャンピオンユニホームに「(着心地は)ムズムズしますね。選手たちは受ける側ではなくやっぱり攻めていくことが重要だと思いますから」と苦笑い。ただ、ナインは佐藤の先制打に内野ゴロと2つの犠飛で得点を重ね、隙なく攻め続けた。投手陣も最少失点で踏ん張った。まさしく王者の勝ち方に「(選手が)グラウンドで非常に躍ってくれた」とうなずいた。