「まだクリーンヒットも打てていないので、自分らしいバッティングがしたいですね。その中で(ホームランが)打てたら最高ですね」
縦じまのユニホームを身にまとい、神宮に花火を打ち上げる。3年前、涙を流した場所で、最高の笑顔をはじけさせる。
★井坪の関東第一高時代
1年秋からベンチ入りしていた井坪は、プロ注目のスラッガーとして高校最後の夏に挑んだ。初戦の目黒学院高戦では、神宮初アーチとなる2ラン。続く日大豊山高戦では3打数2安打1打点。5回戦の共栄学園高戦では高校通算32号となるソロを放った。しかし、準々決勝の城東高戦に1-3で敗戦。神宮で夏は4試合を戦い、打率・385(13打数5安打)、5打点、2本塁打だった。
★大竹から安打性2本
井坪はこの日、SGLで行われた野手指名練習に参加した。19日から小谷野1軍打撃チーフと打撃フォームの微調整に着手。「まずヒッチを小さく。あとはタイミング。『もっと早くトップを作って』と言われた」。シート打撃では大竹から安打性の当たりを2本、放った。「いい感じでした。自分の中で(新フォームが)しっくり来ているので続けていきたい」と手応え十分だ。
■井坪 陽生(いつぼ・ひなせ) 2005(平成17)年3月17日生まれ、20歳。東京・八王子市出身。4歳で八王子リトルで野球を始め、七国中では八王子シニアに所属。U―15日本代表に選出。関東第一高では1年秋からベンチ入り。甲子園出場はなし。高校通算32本塁打。23年D3位で阪神入団。今季は1試合出場、打率・250、0本塁打、0打点。ウエスタンでは73試合に出場し、打率・261、2本塁打、18打点。177センチ、83キロ。右投げ右打ち。年俸600万円。背番号「40」