二回、安打を放った阪神・佐藤輝明=大阪市・京セラドーム大阪(撮影・林俊志) (セ・リーグ、阪神5ー4中日、16回戦、8勝8敗、19日、京セラ)漆黒のユニホームが力をくれる。胸に輝く「OSAKA」の金文字が、強い虎の4番を復活させた。阪神・佐藤輝明内野手(26)が久々の快音を響かせた。
「よかったんじゃないですか。得点にもつながってよかったと思います。(打席での意識などは)変えていないです」
まずは二回先頭の第1打席。左腕・マラーの初球、141キロカットボールを振り抜いた。鋭い打球はあっという間に右前へ。今季最長17打席連続無安打だった4番が18打席ぶりのヒットで先制劇の起点を作った。
続く三回は二塁への内野安打を放って5試合ぶりの複数安打もマーク。それもこれも、縁起のいい〝黒虎ユニホーム〟のおかげだ。球団創設90周年を機に生まれた新イベント「TIGERS B―LUCK DYNAMITE SERIES」では、前身の大阪タイガース時代のユニホームをモチーフとした黒色の戦闘服を身にまとって戦っている。
佐藤輝は前回ブラックユニホームを着用した8-10日のヤクルト戦(京セラ)でも打率・583、2本塁打、3打点と好相性だった。そこから止まっていた快音を再び響かせ、再進撃。「(相性のよさは)たまたまっす」。ニヤリと笑った虎の主砲はもう止まらない。2年ぶりの優勝へ、ここからまっしぐらだ。(原田遼太郎)