ほかにも、この日に昇格した栄枝は二回の一時同点打を含めてプロ初のマルチ安打をマークし、プロデビューを飾った高卒3年目の井坪も得点に絡むはつらつプレーを貫いた。指揮官は与えられた出番で懸命に戦った、特に若い戦士たちについて「常に満足をしないことが大事ですから、若い選手にとっても、すごいプレーを目の前で見られているというところでは、また明日以降、足りないところを努力しながらやってくれると思います」と語った。
勝利を追い求める中で、わずかながらも育成の機会も挟む球児流タクト。それでいて勝利をつかんだからこそ「良かった」の言葉には重みがあった。
「(黒虎ユニホームは)あと1試合ですけど、なんとかいい形で(戦いたい)。きょうは出だし、つまずきながらでしたけど。明日になってみないと分からないですけど、まあ頑張りましょう、とにかくね」
優勝へのマジックナンバーは「21」と1つ減らした。最後のゴールテープには、主力が休んでも強い集団として飛び込む。(須藤佳裕)