四回、大山の左飛で2塁からタッチアップを試みるもアウトになる阪神・森下翔太(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、DeNA1-0阪神、8回戦、3勝3敗2分、15日、横浜)阪神はDeNAに0―1で敗れ、今季4度目の零封負けを喫した。四回に森下翔太外野手(24)が痛恨の走塁死でチャンスを逸すると、その後の得点機でもあと一本が出なかった。開幕から好調だったクリーンアップが小休止となったが、16日からは甲子園で0・5ゲーム差の2位広島との首位攻防3連戦。気持ちを切り替え、本拠地で再びライバルたちを突き放す。
裏目に出てしまった積極性で、最大のチャンスがついえた。二塁走者の森下がタッチアップでスタートを切るも、三塁タッチアウト。重たい空気は試合終了までまとわりついた。今季4度目の零封負け。藤川虎は横浜スタジアム4戦目で初黒星を喫した。
「(走塁については)何もいうことはないです」
四回無死一、二塁と絶好の先制機だった。この回の先頭で右肘付近に死球を受けると、自軍ベンチに向かってバットを投げ捨て、感情をあらわにしていた森下。佐藤輝の四球で二塁に進み、大山の飛球は左中間へ上がった。左翼手・佐野はほぼ落下点に入って捕球したタイミングでスタートを切る。しかし、佐野―林―三森とつないだ相手に悠々とアウトを奪われ、2死一塁となると無得点に終わった。
自分の目で確認できる二塁走者の判断が求められるプレーだが、結果としては暴走になってしまった。藤川監督は言及を避けたが、三塁ベースコーチを務める田中内野守備走塁コーチは「積極的にいったと思うが、それがアウトになった結果として、自分の脚力とその距離感は覚えていかなきゃいけない。しっかりした判断ができるようになってほしいし、できるようにしなきゃいけない」と語った。
チャンスを逃して流れを手放した打線は、その後も再三、得点圏に走者を置きながらホームが遠かった。六回には中野の右翼線二塁打で無死二塁としたが、森下が一邪飛、佐藤輝が二直、大山が遊飛と凡退した。この日は3番・森下、4番・佐藤輝、5番大山が合わせて10打数無安打。森下は16打席連続無安打で、大山は2020、22年に並ぶ自己ワーストの19打席連続無安打と苦しんでいる。チームとしても4試合連続で2得点以下だ。