ランチ時にライブBPを行った新外国人のニック・ネルソン(握りはナックルのように見える)=バイトするならエントリー宜野座スタジアム(撮影・中島信生) 阪神春季キャンプ(12日、沖縄・宜野座)試合で使えるかはまだ分からないが、ネルソンのナックルは面白い。売りの一つだろうし、これから実戦を積んでいく中でどうなっていくのか楽しみにしたい。
ナックルはどんな変化をするのか分からず、捕手が捕れないような特殊球なので、勝負球としては使いづらい。次の球を生かすための見せ球として使うのだろう。2球に1球、ストライクゾーンに投げられればいい。打者に残像を刻んだ後に速い球で胸元をドンとつけば、分かっていても振り遅れる。捕手としては悩ましい球だろうから、コミュニケーションを取りながら、うまく配球できれば投球の幅が広がる。
フォームは癖がなくまとまっていて、上体の強さ、球の強さを感じるパワータイプ。スタミナもありそうで、中継ぎとして何試合でも投げますよという感じだね。しなやかさがあるゲラとはまた違って、石井のようにパワーで押す印象を受けた。日本で成功するためにはある程度のコントロールが求められる。ナックルを含めてそのあたりをクリアできれば、セットアッパーの一角に食い込めるだろう。(サンケイスポーツ専属評論家)