第96回選抜高校野球大会第1日第2試合(田辺2-4星稜、18日、甲子園)21世紀枠で76年ぶり出場の田辺(和歌山)は先発のエース寺西が昨秋の神宮大会覇者、星稜(石川)の打線に終盤まで連打を許ない好投を継続。守備の乱れが絡んで相手に先行されながらも、打線が犠打で走者を進める堅実な攻撃で2度ビハインドを追いつき、八回まで2-2と接戦を演じた。
しかし、九回に寺西が1死からつかまり、二、三塁と走者を背負うと、代打・東に2点右前打を許して勝ち越された。2点を追った最後の攻撃では1死二、三塁のチャンスを作ったが尾崎が空振り三振、山根が一ゴロに倒れ、76年ぶりの甲子園勝利はならなかった。
寺西は「(東のタイムリーは)内角への直球で抑えに行こうと思ったが、うまく外野に運ばれてしまった。最終回まで同点の試合運びができていたので、あの最後の1本を打たれていなかったら、というのがあり悔しい」と振り返った。
田中監督は「皆が『もう一回甲子園に行きたいな』となったと思う。自分自身ももう一回行きたい。和歌山はいっぱい強豪があるが、また夏に向けてもうワンランク上げたい」と次の挑戦を見据えた。