1点差のセーブに安堵の笑みを浮かべる阪神・湯浅京と梅野隆太郎のバッテリー=エスコンフィールド北海道(撮影・松永渉平) (日本生命セ・パ交流戦、日本ハム0-1阪神、3回戦、日本ハム2勝1敗、11日、エスコン)オリックス、阪神で176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(57)は、辛くも勝利し連敗を止めた阪神の戦いを「〝ピッチャーさまさま〟」と表現。前回救援に失敗した湯浅京己投手(23)が1点差でセーブに成功したことに「これでいい流れが来る」と期待した。
先発の才木はチームの悪い流れに負けず、よく七回まで投げ抜いた。角度が良い高めの真っすぐが、やはりストライクに見えるのだろう。非常に武器になっていた。二、三回の四球など先頭打者を出塁させる場面は多く、制球的には決して良くはなかった。それでも自身のフィールディングでバントを失敗させて、いいアウトの取り方で立ち直った。
チームが連敗中だっただけに、先に点をやりたくないという思いも強かったはずだ。打線がチャンスを生かせず、見ている誰もが「どこかで日本ハム側に流れが行くんじゃないか」と思うような展開だったが、4番の万波も三振と併殺で完璧に封じ、バッテリーでうまく対応していった。本当に〝ピッチャーさまさま〟という試合だった。
1-0で湯浅にセーブが付いたことも大きい。九回2死から四球と安打でピンチを背負い、前回セーブに失敗した流れもあって嫌な感じはあっただろうが、立ち直っていくには結果しかない。ベンチとしては3点差で送り出してやりたい気持ちもあったと思うが、1点差を耐えた湯浅にもこれでいい流れが来るはずだ。