番組作りに求めるのはオリジナリティーとスターを生み出すこと。2010年代に「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」「めちゃ×2イケてるッ!」「とんねるずのみなさんのおかげでした」といった看板番組が終了。三冠奪還に向けて「番組はいつか終わる。またゴールデンのバラエティーで看板番組を生まなければいけない」と先を見据え、何よりも必要なのがフジの「明るく楽しく元気なDNA」を取り戻すことだ。
「もともとそういう会社だけど、人間ってちょっと〝負けだす〟と忘れるところがある。きっかけがあればすぐ取り戻せますよ」と社員に全幅の信頼を寄せている。
24年には開局65周年を迎える。YouTubeなどSNS全盛の現代を「いろんな面白いものが出てきて良い時代だなとは思う」と見つつ、「テレビはちゃんと見ると面白いんです。もう1回、若い人たちもそう思える番組を作ります」と力強いまなざしで宣言。港社長の改革は野に放たれた。
★チビノリダーに負け 社長就任時、木梨が本紙の取材に「もう港さんとゴルフできないのかな…」とボヤいていたことを伝えると、「もう行きました」とニヤリ。「-おかげです」のキャラクターであるチビノリダーを演じた俳優、伊藤淳史(38)と3人でプレーしたといい、「当時4歳だったチビノリダーに、今や僕らが負けるんですよ。すんごい、うまいの。悔しさはなくて『お前、大きくなったね』ってうれしいの」と目を細めた。スリムな体形の秘けつはゴルフで歩くこと?と質問すると「全力でカートに乗ります」と笑わせた。
★石田さんと2人…顔バレしちゃう(笑) 恩師の石田氏との交流は続いており、「一緒に飲むと100回聞いた思い出話をするんです。終わらないから先に『こうなるんでしょ』とオチを言っちゃう」と苦笑い。街で声を掛けられることもあるといい、「石田さんと2人で歩いていたら、もうダメです(バレる)ね」と明かした。とんねるずの石橋貴明(60)は「ダーイシ」として石田氏のモノマネをしており、木梨扮する「小港さん」と4人の共演復活には「機が熟したらね」と実現する日は近い⁉
■港 浩一(みなと・こういち) 1952(昭和27)年5月15日生まれ、70歳。北海道出身。76年に早大第一文学部卒業後、フジテレビ入社。編成制作局で制作センター部長やバラエティ制作担当局長を歴任し、2013年に常務取締役。15年から共同テレビ社長を務め、22年6月から現職。手掛けた番組は「27時間テレビ」や「FNS歌謡祭」など多数。スポーツ紙で好きなのは競馬面で「予想が楽しみ」。