高松商・浅野翔吾(右)は、4球団のスカウトが再視察した九州国際大付(福岡)戦で一回に内野安打で出塁した=甲子園(撮影・林俊志) 夏の甲子園は全出場校が登場した。一巡視察を終えた国内各球団スカウトは、担当エリアに戻り大学のオープン戦や社会人野球の視察に移るが、3回戦、準々決勝を再視察する例も過去にあった。
今夏は高松商・浅野翔吾外野手(3年)の3回戦(15日、九州国際大付)を4球団が追っていた。初戦(11日、2回戦・佐久長聖)で第3打席にバックスリーン右、第4打席に左越えと連続本塁打を打ち、「全体に小粒」といわれる今秋ドラフトの目玉になる可能性が出ているから再、再々視察するわけだ。
九州国際大付戦は、2打数1安打で本塁打はなかったが、11日のスカウト評を改めて見ると、注目度の高さが再認識される。
◆ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク 「みんなが期待しているところで打つスター性がある。将来的にクリーンアップを打つイメージができる」
◆中日・松永スカウト部長 「1、2打席目は力んでいたが、3、4打席と連発。お客さんを呼べる打者になる」
◆巨人・水野スカウト部長 「逆風で、あそこ(バックスクリーン右)に打ったのを見るのは清原(PL学園→西武など)以来かな。プロでどれだけやれるか見たい」
◆ロッテ・榎スカウト部長 「2本(の本塁打)だけでなく、プロ並みの高ーいファウルフライを打ったところにすごさを見た」
◆ソフトバンク・永井編成育成本部長 「プロが求めるのは『また見たい』という選手。大会ナンバーワン打者でしょう。足もあるので1番でもいけるのでは」
◆楽天・後関スカウト部長 「高校生トップレベルの打者。何もいうことなし」
◆日本ハム・大渕スカウト部長 「球の見極めができるし、精度が高い。全国デビューで力を発揮。スターとして期待する」
◆西武・渡辺GM 「香川大会の決勝で、場外ファウルの後に左中間スタンドに運んだのを見た。〝打ち直し〟は、簡単じゃない。甲子園の結果と野球観の良さも見せてもらっている」
侍ジャパンU-18代表選出の可能性があり、8月31日の大学日本代表との壮行試合(千葉マリン)も大きな注目を浴びることになる。(サンケイスポーツ・アマチュア野球取材班)