女優、野村昭子さん(享年95)の訃報から一夜明けた3日、東京都内の野村さん宅から数メートルほどの距離にあり、37年来の行きつけだったという、すし店店主が本紙の取材に応じ「本当にびっくりしました」としのんだ。
野村さんとは開店当時からの付き合いだったといい「なんでも好きでよく食べに来てくれていました。お酒も大好きで、若い頃はかなり飲んでいました。最近は少なくなっていたけど、それでも年のわりには飲んでいる方だったと思う」と思い出を明かした。
「1日に2、3回くらい顔を見せに来てくれて、お話をしていた」と親交は深かったが、最後に会ったのは3日ほど前だった。「仕込みをしているときにカウンターに座られていて『これから(実家のある)神田に行くんだ』と話していました。タクシーに乗るところを見送って『行ってきます』と言われたのが最後の会話かな」と悲しそうに振り返る。手押し車を押しながら自分の足でお店まで来るなど、元気な様子だったというが「ここ2、3日はお見かけしなかったので、暑さもあるし心配でした」と声を震わせた。
野村さんは、近隣住民が「最近、姿を見ていない」と親族に連絡したことで1日に発見されたが、「夕方くらいに救急車が来て、騒がしいなと思っていた」という。故人の人柄については「いつもおしゃれで、気さくな方でした」とご近所からも愛されていた。