記者会見する大和綾瀬地域児童相談所の高須正幸所長(左)ら=21日、神奈川県庁 神奈川県大和市の自宅で2019年、小学1年で7歳だった次男を窒息死させたとして殺人の疑いで母親の自称看護助手、上田綾乃容疑者(42)が逮捕された事件で、大和綾瀬地域児童相談所と県は21日、次男を2回保護したものの、施設への入所の申し立てを横浜家庭裁判所に却下されていたと公表した。一方、上田容疑者は次男が搬送される際「ぜんそくの持病がある」と説明していたことも判明。県警は虚偽の説明だったとみている。
「代理ミュンヒハウゼン症候群」は、周囲の関心を引くために自分自身の病気を装ったり、症状を誇張するなどの「ミュンヒハウゼン症候群」の1つ。子供など近親者を病気に仕立て上げ、けなげに看病する姿などで自分自身への同情や関心を集めようとする。1950年代に英国の医師が、虚偽の症状などを申告する患者がいたことから、ドイツの「ほら吹き男爵」と呼ばれたミュンヒハウゼン男爵にちなんで名付けた。