矢野監督も当然、変化と成長が必要だと自覚する。「ヤクルトの高津監督なんかを見ていると『1年間、どう戦うか』というところを、すごくやり切った結果なのかな、と」と勝者に学ぶ。打順に関しても「結果的に固定というのが一番いいのですが、変えてもいい」と明かす。今季は大山、佐藤輝らの状態が落ちても我慢を重ねたが、来季は柔軟に対応する。
選手を信じて託し、ムチを入れ続けた面もあった。だが、その反動でチーム全体が傾いてしまっては元も子もない。苦しむ選手らを、声かけなどで〝もうひと押し〟できなかったことも悔しかった。だからこそ「本を読んだり、YouTube見たり、その中でも学べることはたくさんある」と自身の内面を成長させることも止めない。
「結果として優勝をできなかったのは責任を感じています。僕自身、受け止めて、また新たな挑戦を来季に向けてしていくことを皆さんにお伝えして、もう一回頑張ろうと思っています」。もう一回、挑める。そして、背水のシーズンになる。(長友孝輔)