9回 最後を締めた広島・栗林良吏 =横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄) 9回 最後を締めた広島・栗林良吏 =横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)(セ・リーグ、DeNA8-10広島、21回戦、広島11勝8敗2分、26日、横浜)両軍合わせて28安打18得点の乱打戦を、いつも通り無失点で締めくくった。広島のドラフト1位・栗林(トヨタ自動車)が、2015年の山崎(DeNA)に並ぶプロ野球新人タイ記録の登板9試合連続セーブで、球団新人最多セーブ記録を「26」に塗り替えた。
「永川さんを目標(2003年、25セーブ)にしていたので超えることができて良かった。五輪が開催された横浜スタジアムで記録を更新をすることができて、思い出に残る1日になった」
10─8の九回に2連投となるマウンドへ。宮崎、牧をともに遊ゴロに打ち取った。大和に左前打されたものの、あわてることなく神里を空振り三振に仕留め、グラブをたたいた。アウトを奪った球種はすべてフォークボールだった。
■防御率0・43!!42試合登板中1度もセーブ失敗なし 試合展開は二転三転し、八回で6-8。守護神の出番はない流れだった。九回に味方打線が山崎から4点を奪い、急きょの登板となったが、「回ってくるぞ思って準備をしていました」と頼もしい。ここまで42試合に登板し1度もセーブ失敗はなく、防御率は0・43。佐々岡監督も「本当に大したもの」と最敬礼した。
私生活でも野球に集中している。独身時代は自炊することもあったが、プロ入り後は包丁を握らず、食事は昨年7月に結婚した料理関係の資格を持つ沙耶さん(25)に全部お任せだ。「アスリートメシという本から作ってくれます」。おかげで体調もいい。9登板試合連続セーブは、金メダルを獲得した東京五輪をはさんでの記録。疲れ知らずの快投を続けている。
■新人王より「チームの勝利目標」 「疲れはないです。新人王を目標にするのではなくチームの勝利を目標にしたい」
チームは3連勝で5位に浮上した。圧倒的な成績を残す鯉の守護神がカープの希望の光になっている。(柏村翔)