DeNAとの練習試合の1回、安打を放つ阪神・高山=アトムホームスタジアム宜野湾(撮影・宮沢宗士郎) 阪神・高山俊外野手(27)が18日、DeNAとの練習試合(宜野湾)に「1番・中堅」で出場。マルチ安打をマークし、し烈な外野手争いの中で存在感を示した。
今はただ、打つしかない。土俵に上がることができるのは、まだまだ遠い先だ。高山には今、この時期に自分がこの試合に臨む意味が誰より分かっていた。1、2打席目で立て続けに快音を響かせただけで、喜べるはずがなかった。
■「主力出ていない」好調も満足せず
「競争というか今、主力が出ていないから(自分が)出ているだけで。ただそれだけで打ったからどうもこうもないし、そういう立場でもない」
どれだけ周囲がうなろうが、高山自身はこの4打数2安打1四球を冷静に見つめていた。
「1番・中堅」で先発出場すると、一回先頭でカウント1-2と追い込まれながらしぶとく中前打。1-2の二回にも2死一塁で右前打を放って、今キャンプの実戦6戦目で3度目となるマルチ安打とした。DeNAの先発ローテを支える大貫を撃った2安打の価値はもちろん大きいが、これから続々と実戦に登場してくる「主力」のことが頭にあるからこそ、満足できるはずがなかった。