7試合連続で4番に入った。この試合では一回1死一、二塁で先制の中前適時打を放ち、計5打点。本塁打はセ・リーグ3位タイ、61打点はリーグ1位を独走している。
チームも5月11、12日の巨人戦(東京ドーム)以来の2連勝で同カード以来のカード勝ち越し。豪快な一発に、小川監督も「見事な本塁打だった。区切りの20本塁打を満塁で打つのはすごい。本塁打を期待されている中、相手がマークをしている状況で非常に素晴らしい」と賛辞を贈った。
チームは5位と4ゲーム差の最下位。19歳は「自分のせいで負けた試合もいっぱいある。これからチームを引っ張っていくってなったときに守備でもしっかりしないといけないし、打率も2割3分では駄目」と自覚を示した。九州のゴジラはプロの世界で「令和のゴジラ」となった。プロ2年目、サクセスストーリーはまだ始まったばかりだ。 (横山尚杜)
★幸運の新幹線
村上が満塁本塁打を放った五回の攻撃中、マツダスタジアムの左翼後方を「ドクターイエロー」が通過した。新幹線の電気や軌道設備の状況を測定する車両で、10日に1度程度で走行している。走行時刻も非公開で、目撃すると幸せになれるともいわれている。五回は村上の前3打者はいずれも1度もバットを振らずに四球。巡ってきた満塁のチャンスをモノにした。
〔1〕10代選手の満塁本塁打は2013年8月1日の中日・高橋周平(対阪神、19歳6カ月)以来6年ぶり史上15人目(17本目)。ヤクルト(前身球団を含む)では1964年の高山忠克(2本=3月22日の巨人戦と4月1日の阪神戦、19歳10カ月)以来55年ぶり2人目(3本目)。
〔2〕19歳5カ月での満塁弾は年少7番目で、セ・リーグでは08年4月6日の巨人・坂本勇人(対阪神)の19歳3カ月に次ぐ年少2番目。球団では64年の高山の19歳10カ月を抜く最年少記録。最年少記録は56年4月11日の阪急・米田哲也(対高橋)の18歳1カ月。