(セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、13回戦、阪神9勝4敗、5日、京セラ)うっぷんを晴らす激打! モヤモヤを吹っ飛ばす激走!! 阪神は中谷将大外野手(25)が同点三塁打&勝ち越しホームインでヤクルトに3-1と逆転勝ちした。前夜は6タコと蚊帳の外だった若虎が汚名返上の活躍で2連勝に導き、夏のロードも5割。100回大会が開幕した高校球児も熱いが、タイガースも熱い!!
中谷が放った打球が、右中間へ低く、強く伸びた。一塁…二塁…ベースを力強く蹴るごとに、京セラドームのボルテージが上がっていく。千金の同点三塁打。たまりにたまった思いをはき出すような、激走だった。
「昨日からまったく(自分に)いい場面がなくて、きょうもこんな(チャンスの)場面でまわってくるのかなと思っていました。(走者を)かえせてよかった。久々にグラウンドをまわったんで、本当にうれしい気持ちがありました」
逆転サヨナラ勝ちで連敗を止めた前日4日は6タコ。面目躍如のお立ち台で声を弾ませた。石川を打ちあぐね、0-1で迎えた五回。先頭のロサリオが中越え二塁打を放ち、打席へ。外角高めのスライダーを一閃した。
小野が毎回ピンチを背負うなど、重苦しかった流れを激変させる一打。三塁まで到達したことで、無死一、三塁から代打・鳥谷の二ゴロで生還。勝ち越しのホームを踏み、チームを2連勝に導いた。
金本監督は試合後、右打ちのサインを出していたことを明かすと、「ちょっと引っ張りの意識が強いと思うので。逆に(右方向への)ああいう意識がよかったと思います」と目を細めた。
「(前日は)不甲斐ない結果でしたけど、きょうの(スタメン起用は)石川との相性がよかったのもありますしね」
意気に感じないわけがなかった。ベンチにも背中を押された、15打席ぶりの快音だった。