事前合宿で練習に臨む日本代表=モンテレイ(撮影・水島啓輔) 【モンテレイ近郊(メキシコ)4日(日本時間5日)】11日に開幕するサッカーW杯北中米3カ国大会に臨む日本代表が事前合宿の練習2日目を終えた。活動が進む中で森保ジャパンが直面したのは練習場問題。相次ぐ変更に日本サッカー協会の山本昌邦技術委員長が説明する事態となった。
日本代表が事前キャンプ地で柔軟な対応を迫られた。山本技術委員長はこの日、モンテレイ近郊で「ピッチが予定より場所が変わって皆様にもご負担をおかけしている」と話すことになった。
最初の誤算は事前キャンプの練習開始前にさかのぼる。あらかじめ準備していた地元クラブ・ティグレスの練習場が芝の状態悪化で、満足に使用できないと判断せざるを得なくなった。3日の練習初日はトレーニングパートナーでもあるU-19日本代表が練習予定だった別の練習場を使用。時間も午後5時予定から午前10時開始に変更し、気温30度を超える中で汗を流した。
しかし、環境に多少の改善はあったものの決定的な良化には至らず。さらに調査を重ね、4日のこの日はさらに別の練習場を使うことになった。これまでの練習予定地や初日の練習場所と比較して移動に時間がかかり、さらに日本とモンテレイで対戦するチュニジアがベースキャンプ入り後の練習場所として使う予定の施設を使用することに決めた。
練習時間も当初の午後5時開始に戻り、比較的穏やかな気候の中でこの日の練習ではアップは小さめのサブグラウンドで行い、本格的な練習はフルコートのピッチで実施。芝への負担も分散しながら選手たちは体を動かした。山本技術委員長は当初予定していた練習場について「悪天候の影響で(芝を)張り替えてもらって、鋭意努力をしてもらっている。大分回復はしている」と説明。「チームは落ち着いていますし、より良い環境を求めて今回こういう移動になった」とこの日の練習場所について語った。
DF長友は相次ぐ変更にも「僕はすごく慣れている」と動じず。「若い選手が動揺しないように。移動が多くなる、グラウンドの状態が全然違う、そういう場面でナーバスにならないように」と周囲を気遣った。DF菅原は「育成年代から海外に行かせてもらっていたので。練習場が変わったり劣悪な環境で練習をしなきゃいけないことには免疫がついている。練習場があるだけで感謝です」と前向きだった。
練習3日目となる5日は2日目と同じ時間、同じ練習場に決定。ようやく前日と同じリズムで体を動かせる状態が整ったが、以降も同様の調整ができるかは決定されていない。(邨田直人)