味方は誰? ボールはどこ? 鹿島-仙台が真夏の珍事に見舞われた。ピッチが濃霧に覆われ、視界不良で2度の中断。ボールの位置さえ判別がつかない中、鹿島がFW土居とFW鈴木の得点で逃げ切った。
「中断もあったので、集中力を切らさないようにと。攻めあぐんでいた中でもチャンスはくると思った」
土居が想定外の環境下での試合を振り返った。気温26度、湿度90%の蒸し暑さ。上空の温かく湿った空気が鹿島灘の空気に冷やされて海霧となり、茨城県ほぼ全域に濃霧注意報が出された。
前半25分に通常の白いボールから識別しやすいオレンジ色のボールに変更。同28分には審判団が約4分間、試合続行か否かを協議した。その後、プレー続行も後半16分に再び中断。約10分後に再開したが、DF昌子は「仙台のユニホームが白だったので、霧で消える場面があった」。大型扇風機5台が運び込まれるなど、ピッチ外の関係者も右往左往しながら必死で霧と戦った。