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どうした!?阪神・糸井、急変ブレーキ…V機九回二死満塁で一ゴロ

糸井は九回二死満塁で一ゴロに倒れる。みなが勝ち越しを期待したが…(撮影・山田喜貴)

 (セ・パ交流戦、オリックス5x-4阪神、2回戦、1勝1敗、7日、京セラ)最高の舞台が用意された。糸井が決めてくれる。虎党の誰もが、そう信じたはずだ。だが…。

 「…」

 歓声をため息に変えてしまった糸井は試合後、報道陣から「内角攻めが続いたが」と問われて、うなずくだけだった。悔しさがにじみ出ていた。

 4-4の九回だった。相手は守護神・平野が登板。二死一塁でドラフト5位・糸原健斗内野手(JX-ENEOS)が遊撃内野安打を放ち、代打・俊介がバットを折りながらもしぶとく三遊間を破っての満塁機だった。カウント1-1からの3球目。147キロ直球。狙い澄まして引っ張ったものの、やや差し込まれた。一塁手・中島に処理されると、唇をグッとかみ、ややうつむきながら、ベンチに戻った。


 一回先頭で四球を選び、先制のホームを踏んだものの、4試合ぶりに「H」ランプを灯せなかった。前日6日は適時打を含む2安打1打点1盗塁の活躍だったが、金本監督は「きのう(6日)は打ったんだけどね。まだまだ本調子ではない気がしますね」と指摘。片岡打撃コーチは「ああいうところで打ってくれると…」と勝負を決める場面での一打を期待した。5月中旬には自己ワーストの28打席連続無安打に陥ったが、まだ回復途上。古巣オリックスに、逃した魚はデカかったといわしめたいところだったが、皮肉にも試合の流れを変えてしまった。

 糸井、福留のベテランコンビがともに無安打に終わるのは今季10度目(福留の休養日を含む)。トータルでは5勝5敗もこれで3連敗。そろそろ、IF砲が若手を助ける順番だろうか。

 金本監督は「(四回までの4得点の)あの後ね。先発を降ろしたのに点をとれなかったというのが大きかったのかな、と。結果的にそうですよね」とダメ押しできなかった展開を敗因に挙げた。京セラドームにはオリックス時代の糸井グッズを持ち込むファンも目立つ。8日こそ、アクセル全開で、強烈な恩返しをする。 (阿部祐亮)

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