一方で阪神の大型補強といえば糸井のみで、最速159キロ右腕、ロマン・メンデス投手(26)=レッドソックス=や4番候補のエリック・キャンベル内野手(29)=メッツ=は未知数。昨季9勝15敗1分けと苦杯をなめ、9年連続勝ち越しがない相手に勝てるのか。そんな周囲の声に耳を傾けつつも、十分対抗できる戦力に成長しつつあることを強調した。
「強い気持ちをもって戦っていけば必ずいい結果が出る、と私は考えている。ある種の手応えを感じている。金本監督、掛布監督が若い選手を指導し、最後まで使ってくれた。投手、野手で数多く期待の選手が出てきた。チーム全体に巻き返し、そういう機運が高まっている」
金本政権2年目。高山、北條、原口、岩貞、青柳…。プロでうまい飯を食っていく方法をみつけた若手はオフになっても驚くほど練習を重ねている。中堅、ベテランも刺激され、チーム全体に危機感が芽生えている。やる気がみなぎっている男たちに対し、さらにガミガミ言うつもりはない。あとは一体感。だからこそ、球団のトップたちが集まったわけだ。