冷たい北風が身にしみる。みんなが悔しい思いをしたことは痛いほど分かっている。それでも、あえて厳しいフレーズを使った。来年こそ、誰もが笑って年を越せるように-。四藤球団社長の口調が、熱を帯びた。
「今年はタイガースとして、野球界の中で存在感を発揮できなかったシーズンでした」
仕事納めを迎えた正午、球団職員を前に訓示した。金本監督を招へいし、「超変革」を掲げた今季。厳しい戦いは覚悟していたとはいえ、優勝争いにすら加われなかった。高山や原口、北條ら若虎は台頭してきたが、鳥谷、藤浪、ゴメスら主力が不振。4年ぶりにクライマックスシリーズ(CS)進出を逃し、広島には対戦7勝18敗と、25年ぶりの優勝の引き立て役に終始した。
ベストナイン、ゴールデングラブ賞とも受賞者はゼロ(2012年以来)。まさに存在感のなかった1年だ。秋からの選手らの練習に対する取り組みを「巻き返しという意味では期待できる」と評価しつつ、「とにかくリーグ優勝、日本一を目指して、チーム一丸となって頑張ろう」と語気を強めた。