期待するがゆえにはっきりと叱った。地元・長崎の、そして虎の後輩だからこそ自然と言葉は厳しく、熱くなる。いったい何回、同じことを繰り返すのか-。下柳氏が松田へ愛のムチだ。
「プロとして恥ずかしいよ。キャンプでけがをするのは…。何年も、キャンプでけがをして、夏場過ぎに出てくる。そういうのがないように。自分の体のことを考えながら(このオフを)過ごしてほしい。自分の体に、もっと時間とお金を費やさないといけない」
セットアッパーとして期待された今季も、1軍初登板は7月19日で、22試合登板(1勝1ホールド、防御率1・00)に終わった松田。元凶は春季キャンプだ。2月5日に右肩関節炎で早々にリタイア。臨時投手コーチとして宜野座で指導していた下柳氏も落胆し、またか…と歯ぎしりした。
1軍春季キャンプに初抜てきされた2013年以降、実に4年間で3度も2月中に離脱。無事に開幕1軍を迎えたのは15年だけで、登板数も同年の30試合が最多。これだけ同じ失敗を繰り返していては、根本的に鍛え直していくしかない。
「(自分は)ひたすらトレーニングだったよ」