大卒1年目から結果を出した村田の言葉だから、説得力がある。東都大学リーグで通算20本塁打(歴代2位タイ)を放った強打者として、2003年ドラフト自由枠で横浜(現DeNA)に入団した。プロ1年目は二塁、三塁でレギュラーに定着し、9月に新人最多記録となる月間10本塁打。年間104試合の出場で打率は・224だったものの、25本塁打をマーク。その後、順調に出場機会を増やしていき、一流打者の階段を上っていった。
「俺も最初はそうだった。長打力を評価されて取ってもらった。だから打率が低くても、そこにこだわりすぎず、長打力は失わないようにしていた」
今季の村田は、チームでただ一人、全試合に先発出場。後半はクリーンアップに定着し、打率・302、25本塁打、81打点。まだまだ衰え知らずの「松坂世代」だ。今でこそ、「年齢とともに体も変わっていくわけだから、バッティングを変えていかないといけない」と、プロの世界で磨いた力任せでない巧打を見せる場面も多いが、原点は長距離砲としてのフルスイングだ。
「もちろんライバルだけど、僕から伝えられることがあれば伝えたい」とルーキーを歓迎したベテラン。まずは自分のスタイルを貫け-。すなわち自信を持ってこいというメッセージだ。大先輩の助言を生かして、個性のある選手に育ってほしい。(谷川直之)