2回、抗議をする阪神・和田監督=ナゴヤドーム(撮影・白鳥恵) (セ・リーグ、中日4-6阪神、16回戦、阪神9勝7敗、28日、ナゴヤドーム)セーフティーリードが、みるみるうちに詰まった。最後は勝利の方程式で逃げ切ったが、和田監督は冷や汗をかいた。
「一気に6点は、いい攻撃ができたけど、三回の6安打だけだからね。次の1点がとれないことで、相手を反撃体制というか、元気にさせてしまったところがある」
「H」ランプを灯せたのは三回だけ。6安打6得点とは実に効率よく聞こえるが、祖父江、岡田、福谷、高橋聡のリリーバーたちに天を仰いでばかり…。六回には岡田から四球&失策で無死一、二塁の好機を作ったが、バントミスなどで無得点に終わった。
「点をとれなくても、ヒットを打って塁に出るということをしていかないと。あの回だけで満足しちゃダメだ」
ふんどしを締め直すべく厳しい言葉を並べた。 (阿部祐亮)
この記事をシェアする