チーム内からも司令塔を求める声が相次いだ。DF吉田は「ボールが中盤に入った時の攻撃のアイデアがない。ヤットさん(遠藤)がいないとそういう影響がある」と指摘。DF長友も「FW3人と中盤、サイドバックが連動しないと」と話した。右FWで先発した本田も攻撃の組み立てに課題を感じており、柴崎の起用がチームにいい影響を及ぼす可能性は高い。
柴崎はベネズエラ戦に向け、「効果的な攻撃の構築をできるようにしたい」と頼もしい言葉も。遠藤から背番号「7」を受け継いだ若武者は、アギーレ・ジャパンの攻撃の中心を担う自覚を見せた。 (伊藤昇)
★日本代表・ゲームメーカーの系譜
Jリーグ創生期の1993年ごろはMFラモス瑠偉が君臨、96年ごろからMF名波浩が台頭し、日本が初出場した98年フランスW杯ではMF中田英寿が攻撃の中心を担った。長く日本の攻撃陣を支え、2002年日韓、06年ドイツとW杯3大会に出場。06年は中田に加え10番をつけたMF中村俊輔もダブル司令塔として活躍。その後はMF遠藤保仁が中盤の底でゲームを作る役割を担い、代表歴代最多となる146試合に出場。FW本田圭佑も台頭し、ザック・ジャパンではトップ下に固定された。アギーレ新監督となった5日のウルグアイ戦では右FWで起用され、絶対的なゲームメーカーが不在となった。