前日とは打って変わって青空が広がった札幌。アギーレ監督の初陣で出番がなかったMF柴崎は、先発メンバーがランニングで調整するのを横目にミニゲームなどで汗を流した。指揮官はこの2試合で全選手の起用を明言しており、代表デビューが決定的な次戦のベネズエラ戦へ、22歳が静かに牙を研いだ。
「ゲームメーカータイプの選手がいなかったと思う。出場すれば、試合を作る役割をやりたいと思って見ていた」
ウルグアイ戦をベンチで見守った際の心境をそう明かした。日本代表は慣れない4-3-3の新布陣で臨み、0-2で完敗。新体制初戦とはいえ、短いパスをつないで連係で崩す日本らしさが見られず、「チームを動かすのが得意」と自任する柴崎はもどかしさを感じていた。
ブラジルW杯まで司令塔を担った34歳のベテランMF遠藤保仁(G大阪)は招集外。後継者として、視野が広く精度の高いパスが持ち味の柴崎に期待がかかる。「決定的なパスというより、その前のビルドアップが大事になる」。日本代表の攻撃をどう再構築するか、すでにイメージは描けている。