もちろん岩田のバント失敗だけが問題ではない。四回二死満塁で大和が空振り三振に倒れて以降、1人の走者すら出せていない。打撃陣にも責任はある。3万人を下回るガラガラのスタンド、盛り上がりに欠ける展開ともに、優勝を争うチームにしては、あまりに寂しすぎる…。
指揮官は「きのう(2日)はいい勝ち方したがちょっと重い。きょうはクリーンアップが内野安打1本に抑えられたところなんだろうけど」と嘆き節。東方を見つめれば巨人と広島による1、2位直接対決が熱戦を展開。首位巨人が競り勝ち、虎は7月20日以来となる、3・5差にまで引き離された。
DeNA戦は8月に2度の雨天中止があったため、6試合を残している。そこに「山口」という新たな難敵を生み出してしまった。チーム初のクライマックス・シリーズ(CS)出場を目指す4位DeNAだって必死だ。元守護神右腕を意図的に阪神戦にぶつけてくる可能性もある。
自滅気味の拙攻に、わずか5安打の完投負け。前夜の劇勝がカンフル剤になるか、と思えば一転沈黙した。4日に4カードぶりの勝ち越しがかかるが、どうにも乗り切れない戦いが続く。この苦境を打破できなければ、V奪回など夢のまた夢と消える。