2回、ソフトバンク・海野隆司に四球を与え、汗を拭うヤクルト・高橋奎二 =みずほペイペイドーム(撮影・村本聡) (日本生命セ・パ交流戦、ソフトバンク6-3ヤクルト、3回戦、ソフトバンク2勝1敗、13日、みずほペイペイ)投手とは、これほどコントロールが利かなくなるものなのか。高橋をみて、考えさせられた。
一回先頭の周東にストレート2球で見逃し、ファウル。カウント0-2と追い込みながら、カーブでボールの後、外角のスライダーをバットに当てられ、遊撃に内野安打。続く今宮が送りバントの構えをするともう、いけない。体が前へ前へと突っ込み、投球に体重が乗らない。ストレートがことごとくスッポ抜け、四球、四球、1死後、押し出し四球。周東の足と今宮のバントの構えで、崩れていった。
四回途中で95球も費やし、7四死球。バックの野手も守っている時間がこうも長いと、そうそう反撃態勢に向かえるものではない。
その状況で打線は七回と九回、本塁打が出れば同点という場面を作った。その時の打者はいずれも、12日に一発を放った村上。結果は、空振り三振と一ゴロ。フォームはゆったりしてきたと感じていたが、ボール球ばかりに手を出していた。後続のサンタナとオスナが好調なだけに、自分で決めようと思い過ぎず、なんとか出塁して、つなげることに重点を置く方がいいのではないだろうか。(サンケイスポーツ専属評論家)