(ファンタジーステークス、2026年10月31日、GIII、京都11R、芝・右外1400m)
京都競馬場で31日、2歳牝馬のGⅢ「第31回ファンタジーS」(芝1400メートル)が行われる。近5年は2桁人気馬が2勝し、馬単万馬券が3回出ている非常に難解なレース。果たして今年は順当決着か、それとも波乱が続くのか―。
世代最初の重賞を制したフェリチタ(栗東・鈴木孝志厩舎)が、重賞連勝を狙う。前走・函館2歳Sは9番人気と前評判は決して高くなかったが、好位追走から重馬場を苦にせずに力強い末脚で差し切った。新馬戦は良馬場で快勝しているように、馬場状態は問わないタイプ。距離延長が鍵になるが、無傷の3連勝で世代の主役に名乗りを上げたい。
イモージェン(栗東・池添学厩舎)は、函館2歳Sでクビ差及ばず2着。それでもハイペースの2番手から最後まで脚を使った内容は、高い能力があってこそ。レースぶりから距離延長も何ら問題なく、新コンビとなるクリスチャン・デムーロ騎手も頼もしい存在だ。父サリオスにJRA重賞初勝利を届けられるか、注目が集まる。
ブライトスクリプト(栗東・松下武士厩舎)は抜群の調教内容そのままに、京都芝1400メートルで新馬戦を快勝。ラスト3ハロン11秒7-11秒4-11秒3の加速ラップの中、逃げ粘る2着馬をあっさりとかわして差し切った。良馬場とはいえ、雨が降りしきるなかだったことを考えれば、勝ちタイム1分20秒5も優秀。重賞メンバー相手でも臆することはない。
シャンデヴァーグ(美浦・森一誠厩舎)は前走・新潟2歳Sで5着。母プールヴィルは芝1400メートルでフィリーズレビュー勝ちを含めて4勝を挙げただけに、1ハロン短縮はプラスに働きそうだ。ただし、小柄な牝馬だけに長距離輸送の克服がポイントになりそうだ。
中京2歳S3着のビスケットサンド(栗東・佐藤悠太厩舎)、函館2歳S5着から巻き返しを図るシグレ(栗東・武英智厩舎)、中京マイルの新馬戦を逃げ切った良血馬レニュアージュ(栗東・藤原英昭厩舎)なども上位争いに加わってくるか。