秋山は5回2失点と粘投。3勝目をつかんだ(撮影・長尾みなみ)
先発の阪神・秋山=神宮球場(撮影・松永渉平)
3回、ヤクルト・太田に本塁打を打たれ肩を落とす阪神・秋山=神宮球場(撮影・山田喜貴)
阪神・秋山の今季登板成績 ギャラリーページで見る (セ・リーグ、ヤクルト3-5阪神、17回戦、阪神10勝5敗2分、8日、神宮)試合終了と同時に笑顔がはじけた。阪神・秋山は粘りに粘って2失点でしのぎ、潮目が変わるのを待ち続けた。六回にチームが逆転し、3カ月ぶりとなる3勝目を手にした。
「球自体はよかったですけど、2点目は防げたかなと思う。次から切り替えてやっていきたい」
先制されても、味方の援護がなくても、堪えて打者に立ち向かった。
三回2死から太田に先制ソロを被弾すると、五回に最大のピンチを迎えた。先頭の中村に右前打され、続く奥村の打球は目の前に。これを二塁に悪送球(野選)して一、二塁となった。ここで山田大はバント。原口がすかさずボールをつかむと三塁に送り、まずは1死としてくれた。太田も中飛に打ち取り、2死一、三塁。しかし、青木に右前打を許して2点目を献上。続く山田哲を遊ゴロに仕留めて、なんとか最少失点にとどめた。
昨年6月29日のヤクルト戦(神宮)以来、405日ぶりにバッテリーを組んだ同期入団で同い年の原口には「久しぶりでしたけど、しっかりリードして引っ張ってくれた」と感謝。互いに高卒で1軍まで上り詰めてきただけに「2人で頑張ってきましたから」と笑みがこぼれた。
5回4安打2失点に矢野監督も「こうやって1回、ピシャッというか、しっかりアキ(秋山)らしいピッチングをしてくれたのは、チームとしても大きい」とうなずく。5月7日の同戦(神宮)で2勝目を挙げて以来の白星。それ以降、2軍と行き来する日々が続いていたが、ようやくらしい投球を披露した右腕に、指揮官も目尻を下げた。
「(連敗中だったことは)そこまで考えずに投げることができたし、チームが勝ってよかった」
2017年には12勝を挙げて2位浮上の原動力となった。まだ間に合う。秋山が、シーズン終盤の逆襲の中心となる。 (織原祥平)