一回、先制ソロを放つ糸井。好調キープだ(撮影・宮沢宗士郎)
8回、適時打を放つ阪神・糸井=横浜スタジアム(撮影・門井聡)
1回、本塁打を放つ阪神・糸井=横浜スタジアム(撮影・門井聡) ギャラリーページで見る (セ・リーグ、DeNA3-4阪神=延長十一回、14回戦、阪神10勝4敗、3日、横浜)超人がゼロ行進を止めた。まだ明るさの残る横浜で高らかな放物線を描き、ゆっくりとダイヤモンドを一周。糸井が先制ソロなど2打点の活躍で連敗ストップに貢献した。
試合後、「点が取れない中で貴重な点になった」という問いかけに対して、真っすぐ前を見つめて「はい」と話し、バスへと乗り込んだ。
初回だ。2死で打席に立つと1ボールからの2球目。浜口の甘く入った148キロ直球を振り抜いた。打球は高く舞い上がると、ライトスタンド最前列へと飛び込んだ。6月4日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来となる今季5号で先制に成功。2試合連続完封負け、6月29日の中日戦(ナゴヤドーム)の八回から22イニング連続無得点だったスコアボードに「1」を入れた。
最近5試合で打率・350、1本塁打、2打点。矢野監督は「甲子園なら普通のライトフライやで。それはそれで、嘉男(糸井)にはホームランになるし、状態はずっといい形で来ているんで」と、好調をキープする背番号7に目を細めた。
チームは逆転を許し、敗戦ムードが漂うなか、再び糸井が燃えた。1-3の八回2死一、二塁。カウント0-2からエスコバーの外角のスライダーにうまく合わせた。中前適時打となり、1点差に。チームにとって30イニングぶりの適時打で続く大山が同点打。延長での劇勝につなげる糸井の一打だった。
指揮官は「もっともっとホームランを打てると思うし。率も必要だけど、そういうところでどんどん打ってくれたら」とチームを助ける活躍を求めた。勝利へ向け、超人がバットを力強く振り続ける。 (菊地峻太朗)