試合前練習を見て回る楽天・吉井理人監督=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介) (パ・リーグ、ロッテ-楽天、9回戦、19日、ZOZOマリン)不思議な巡り合わせ。楽天・吉井理人監督(61)の初陣の相手は昨季まで指揮を執ったロッテ、そしてZOZOマリンスタジアムでの一戦となった。
「初めは『ああっ』と思いましたけど、いずれ来なきゃいけないんで、早い方がいいかな。やる気になっています、もちろん」。試合前練習ではロッテのユニホームを着たファンから大きな声援が送られ、「うれしかつたですね」と手を振る場面も。ロッテでの最後の試合となった昨年10月5日(対ソフトバンク、ZOZOマリン)以来、257日ぶりにタクトを振るった。
不思議な巡り合わせといえば、もう一つ。先発の荘司はロッテの新監督として臨んだ2022年秋のドラフト会議で楽天と1位指名で競合し、抽選で外した。「あの時は立教カラーの紫のネクタイをして張り切っていったんですけど…。でも、こうやって(楽天で)巡り合えて、この先、彼が成長していく姿を見ていくのが楽しみです」と目を細めた。
この日のスタメンは「コーチ陣と会う機会がなかったし、昨日のうちに選手に伝えたかったんで、自分で勝手に決めちゃいました(笑)」と、17日の阪神戦(甲子園)から渡辺佳、ワォーターズ、堀内と新たに3選手を入れ替えた。
チームは借金17で、首位・西武まで17.5ゲーム差の最下位(18日現在)。「まずは自分たちで責任を持って行動できるような選手を育てていきたい。プロフェッショナルなチームを作っていきたい」とした上で、残り79試合に向けて「可能性がある限りはてっぺん(=優勝)を目指してやっていきます。もちろん、選手も勝ちにこだわって、前のめりに頑張ってほしい。勝つ、勝つという気持ちを前面に出して戦ってほしい」と改めて所信表明した。(東山貴実)