前日計量で体重超過したルイス・ネリ(中央)©3150FIGHT プロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(39)がプロモーターを務める興行「3150FIGHT10」(6日、愛知県国際展示場)の前日計量が5日、愛知県国際展示場の会議室で行われた。セミファイナルの124ポンド(約56.2キロ)契約10回戦は、WBC世界フェザー級4位のルイス・ネリ(31)=メキシコ=が57.6キロと約1.4キロ体重超過し、計量失格となった。
ABEMAボクシングの公式ユーチューブチャンネルはこの日、軽量の一部始終を公開した。興毅氏は「より試合が楽しみになったというか、ネリは体重オーバーしたときの試合って強いんですよ、今まで。過去の見てても計量オーバーしたときの試合は全部勝ってるんです。盛り上げてくれるというか、試合前からこの2人は外れないなと改めて思いますね」と明かしていた。
対戦相手の元世界3階級制覇王者、ジョンリール・カシメロ(37)=フィリピン=は56.0キロで一発クリア。両陣営が合意したため、試合は6日の午前8時から愛知・常滑市内で当日計量(リミット134ポンド=約60.8キロ)を実施した上で実施される。
〝悪童対決〟で早くも問題が発生した。ネリが1回目の計量で57.7キロと約1.5キロオーバー。2時間の猶予が与えられたが再計量でも100グラムしか落とせずにギブアップした。〝悪童対決〟は当初、4月18日にキルギス・ビシケクのガスプロム・スポーツ・コンプレックスでWBAゴールド・スーパーバンタム級王座決定戦12回戦として実施される予定だったが、国際情勢の影響で延期された。
ネリは2018年に山中慎介とのWBC世界バンタム級タイトルマッチでの体重超過し、日本ボクシングコミッション(JBC)から日本での無期限活動停止処分を受けていたが、24年2月に処分が解除された。今回はネリが試合を行えば6カ月間、病気やけがなどの正当な理由がなく試合を行わなかった場合は1年間の日本での活動停止処分を科す。
興行はインターネットテレビのABEMAで午後0時30分から全試合無料生配信される。プロ戦績はネリが39戦37勝(28KO)2敗、カシメロが41戦35勝(24KO)5敗1分け。
下記は全対戦カード。
▼メインイベント(IBF世界フライ級タイトルマッチ12回戦)
王者の矢吹正道(緑)vs同級3位のレネ・カリスト(メキシコ)
▼セミファイナル(124ポンド契約10回戦)
WBC世界フェザー級4位のルイス・ネリ(メキシコ)vsジョンリール・カシメロ(フィリピン)
▼第5試合(IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦)
王者のウィリバルド・ガルシア(メキシコ)vs同級3位のアンドリュー・モロニー(オーストラリア)
▼第4試合(IBF世界バンタム級挑戦者決定戦12回戦)
同級3位のケネス・ラバー(フィリピン)vs同級6位のマイケル・アンジェレッティ(米国)
▼第3試合(53キロ契約8回戦)
IBF世界スーパーフライ級14位の横山葵海(ワタナベ)vs東洋太平洋フライ級3位のビンス・パラス(フィリピン)
▼第2試合(52キロ契約6回戦)
日本フライ級14位の岡朱里(ワタナベ)vsアディレット・カチキンベコフ(キルギス)
▼第1試合(54キロ契約6回戦)
目黒聖也(LUSH)vsヌルジギット・デュシェバエフ(キルギス)
■亀田 興毅(かめだ・こうき) 1986(昭和61)年11月17日生まれ。大阪市出身。2006年にWBA世界ライトフライ級王座、09年にWBC世界フライ級王座、10年にWBA世界バンタム級王座を獲得し、日本人初の3階級制覇を達成。プロ戦績は35戦33勝2敗。