試合終了後、スタンドにあいさつをしてひきあげる楽天ナイン(撮影・土谷創造) (パ・リーグ、楽天3-0日本ハム、1回戦、楽天1勝、7日、楽天モバ)アクシデントを乗り越えて単独2位浮上! 楽天が、日本ハムを3-0で下し、1分けを挟んで4連勝。先発した前田健太投手(37)が3回⅓を3安打無失点で緊急降板したが、チーム一丸で白星をつかんだ。
「ピッチング自体は悪くなかったです。悔しいですし、中継ぎのみんなに申し訳ないです」
ベテラン右腕は詫びるしかなかった。0-0の四回1死一塁で田宮に3球目を投げた直後、右ふくらはぎがつりベンチに下がった。カウント2-1から加治屋がマウンドに上がり、田宮を二ゴロ、奈良間も三ゴロに打ち取って窮地を救った。
この日の杜の都には強風注意報が発令され、テレビ中継のカメラの揺れも止まらなかった。試合開始後に気温10度を下回り、回を追うごとに冷え込んだ。勝利時に山車を用いて行われるパフォーマンスも中止になった。
計6投手の継投で完封勝利。日本ハムの球団新記録となる開幕から10試合連続本塁打を阻止した。前田は降板後、ブルペンに足を運んで謝罪。1回⅔を無失点で1勝目の加治屋は、前田の「ごめん、という一言でブルペン陣もやるぞと一致団結できた」と明かした。
三木監督は、加治屋の投球について「彼の経験に加えて、あそこで1球目からバチッと投げられるのも素晴らしかった」とたたえた。投手陣がフル稼働して大きな白星をつかんだ。(広岡浩二)