目を細めながらトレーニングを見ていた三木だが、阪神入団時の中野から今の姿は想像できなかったという。ドラフト6位指名から頭角を現し、1年目に盗塁王。2023年には最多安打のタイトルも獲得した。同期には佐藤輝、伊藤将、石井らがいて、今や虎党、いや野球ファンが「神ドラフト」と称する世代の代表格だ。
すっかり出世した中野に続く存在として、ビヤ樽が推すのが、ドラフト5位ルーキーの能登嵩都(オイシックス)だ。
「つかみどころがない感じで、なんか取材したいなと思う選手やね。コワモテやけど、練習後に寮に引き揚げてからまた外に出てきて、ずっとサインをしているような一面もある。化ける気がするんや」
くしくも、24歳での阪神入団は中野と同じ。さて、三木の慧眼となるかどうか…。
そして、社会人野球といえば、今年からサンケイスポーツ評論家に復帰した八木裕さんが、『アスミビルダーズ』の打撃コーチとして指導初日を迎えた。
「リトルシニアのグラウンドを夜に借りて練習をしていてね。厳しさも感じる環境の分、選手はハングリーさが前面に出ていたよ」
20年に創部され、神戸市に本拠地を置くチーム。21、22年は全日本選手権大会の近畿最終予選代表決定戦で敗退。23年以降は同敗者復活戦で終戦している。
「面白いと思う選手は何人もいたよ。選手のため、チームのためにできる限りのことをやっていきたいね」
〝代打の神様効果〟で全国の舞台へもうひと押しが利くか。要注目だ。