ブルペン入りした阪神育成D1位・神宮僚介 =日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(78)が、14日にブルペン入りした阪神育成ドラフト1位・神宮僚介投手(22)=東農大北海道オホーツク=について言及した。
神宮のこの日のフォームはサイドスローというより、スリークオーターに近い。本格的な投球になれば、踏み出す足幅が広がって全体的に沈むようになるだろう。
習得を目指す内角高めへのシュートは、右打者が嫌がる球だ。食い込んでくる球に体を開いて対応することもあり、球筋を意識させることで外角球がより生きる。
私は現役時代、シンカーを持ち球にしていたが、東海大1、2年時はシュートを投げていた。よく打者に当ててしまったので、内角に投げると相手が避けることもあった。それを生かして3、4年時は内角の真っすぐを多投していた。懐を突くシュートは投球の幅を広げる伏線球にもなる。
一方で高めのシュートは〝危険球〟にもなり得る。頭部への死球は退場になり、死球が増えると自分が苦しくなる。さらに当ててしまう怖さからメンタルが崩れるケースもある。もろ刃の剣といえるので、じっくりと習得していってほしい。
早瀬は力感のあるフォームだが、気になる点が2つ。グラブから右手を離すタイミングが早くて握りがよく見えること、リリース前に目をつむっていることだ。大きく育てていく中でも、課題は早く修正した方がいい。