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【MLB】井口資仁氏、村上宗隆にエール「本拠地球場は打者有利」「鳥肌が立つ至福の瞬間を」 ホワイトソックス在籍の先輩

ホワイトソックス時代の井口資仁氏

ホワイトソックス時代の2005年に、88年ぶりの世界一に貢献した井口資仁氏(51)=サンケイスポーツ専属評論家=が23日、球団OBとして村上宗隆内野手の入団を祝福した。打順は3、4番と予想し、1年目からの活躍を期待した。

頼もしい後輩が入団し、OBとして光栄に思う。ホワイトソックスは伝統と歴史がありながら家族のようなチーム。私はことあるごとに球団イベントに呼んでもらい、本拠地球場とキャンプ地で、一度ずつ始球式を行った。在籍当時の球団職員はいなくても、変わらずに温かく迎え入れてくれる。

ベナブル監督は43歳で選手も若く、これから戦う集団に仕上げていく段階。だからこそ、村上選手にはチームを引っ張るぐらいの気持ちで臨んでほしい。勝利が絶対条件ではないので思い切ってプレーしやすいはずだ。

ホワイトソックスの本拠地レート・フィールドで記念撮影したホワイトソックス・村上宗隆(撮影・山田結軌)

打順は3番、もしくは4番を務めるはず。本拠地球場は打者有利なヒッターズパークで、かなりの追い風になるだろう。メジャーの投手は全体的に球が速いので、速球への対応が一番のポイント。WBCに出場するようだし、開幕までにさまざまな投手と対戦できる。対応が必要であれば微調整すればいいし、実際に体感しながら適応していかないと分からない。とはいえ、経験豊富だから何も心配していない。

守備は一塁のようだが、三塁も守れたほうがメリットになるから準備してほしい。三塁守備では、打球が速く予測が難しい天然芝でのプレーとなるため、打球に対する一歩目の判断力、逆シングルで素早く処理するスキルも求められる。ボテボテのゴロを素手でつかんで送球する機会もある。シカゴはウインディー・シティーと呼ばれるほど強い風が吹き荒れるが、本拠地球場なのでフライの捕球には慣れるまで時間はかからないだろう。

キャンプ地はドジャースと同じくアリゾナ州グレンデール。野球場を挟んで両チームのクラブハウスがあるので、大谷、山本両投手と交流するには便利な立地。WBCに参加しても彼らからメジャーの情報を入手できるため、村上選手にとっては最高の野球環境といえる。レギュラーとして確約されているなら、キャンプとオープン戦で徐々に状態を上げていくよりも、WBCに合わせて一度、早めに仕上げたほうが絶対にプラスに働くはずだ。


多くの日本人が住むシカゴには日系の大型スーパーマーケットがあり、異国とは思えないほど日本食も手に入る。全米第3位の大都市で街並みはきれい。郊外には美しい大自然が広がり、春先とポストシーズンの時期は雪も降るけど、夏場は過ごしやすい。名門球団カブスには鈴木選手と今永投手が在籍しており、今永投手との対戦は盛り上がるだろう。

現役時代の2005年に88年ぶりに世界一に輝き、シカゴでの優勝パレードに参加できた。摩天楼の発祥はシカゴともいわれている。高層ビルに舞う紙吹雪、熱狂的なファンの大声援。車上から見た、あのときの光景は今も鮮明に蘇る。ぜひ、村上選手にも鳥肌が立つ至福の瞬間を味わってもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)

■レート・フィールド ホワイトソックスの本拠地球場はフィールドが左右対称に近く、左中間が約114・9メートル、中堅が約121・9メートル、右中間が約113・4メートルと左中間と右中間の膨らみが少ない。左翼線は約100・6メートル、右翼線は約102・1メートル。フェンスの高さは約2・4メートル(甲子園球場が2・5メートル)と低く、本塁打が出やすいとされる。パークファクター(球場ごとの偏りが成績に及ぼす影響を示す指標)では二塁打や三塁打より、本塁打が出やすいとされる。最近3年の本塁打の出やすさは平均以下だが、2019-22年は平均を大きく超えた。

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