「2003年に野球を見始めて、翌年に岡田監督が誕生して、岡田さんってどんな人か、と調べて。するとバックスクリーン3連発の人って分かって。3連発の中に掛布さんの名前があって。あっ、巨人vs阪神のナイター中継でよく解説されている方や…。最初に掛布さんを認識したのは、そんな感じでした」
トラ番キャップ・須藤佳裕ですら、野球を知った時点で「伝説の人」だった。
「でも、掛布さんのすごさを勉強して、ボクが新聞記者になったのが2016年。その年に2軍監督として背番号『31』が復活したんです。トラ番ではなかったですが、ワクワクしました」
「指導者・掛布」なら知る世代になった。
トラ番では最年少・萩原翔になると…
「阪神には掛布さんというレジェンドがおられた、と父から教えられました」
お父さんから「掛布伝説」をたたきこまれて育った世代がトラ番記者になっている。
萩原は阪神の新人連載「虎宝」(随時掲載)でドラフト1位・立石正広(創価大)の野球の原点を執筆。スーパールーキー候補が、どんな道を歩んできたか、関係者の証言をまじえてつづっている。
最近、立石の評価を、球界のレジェンドOBたちがあちこちで語っているが、これが異常なほど高い。阪神がその年の超目玉新人を獲得した例でいえば、鳥谷敬(03年)、藤浪晋太郎(12年)、佐藤輝明(20年)らがいるが、ここまでプロ側から断トツの評価をもらった例は記憶にない。
20年後か、30年後か。立石正広が殿堂入りしている可能性も。その時、萩原は「立石を見続けてきた」として自慢できるかも。