3試合ぶりの一発で、81打点とともにセ・リーグトップを快走。両リーグ最速で、2年ぶりのシーズン80打点以上に到達した。8月1日のヤクルト戦(神宮)から始まった夏の長期ロード。この間、今季ワーストの17打席連続無安打を2度喫するなど、打率・205と今年初めての不振に苦しんだが、最後に代名詞のホームランで締めて、計7本塁打、15打点。不調ながらに、4番の仕事を果たした姿は頼もしい。
阪神・佐藤輝明の2ランは特大弾だった=横浜スタジアム(撮影・水島啓輔)「甲子園に帰ってもやることは変わらずに、いい仕事ができたらなと思いますけどね」
悔しい逆転負けで、引き分けを挟んだ連勝は4でストップしたが、夏の長期ロードを14勝7敗1分けと大幅に勝ち越した。約1カ月ぶりに戻る甲子園では2年ぶりのリーグ優勝へ、ラストスパートに入っていく。相手は2位の巨人。振り返れば2年前の2023年、アレ(優勝)を決めた9月14日。佐藤輝は本拠地での伝統の一戦で20号2ランを放って、宿敵にとどめを刺した。
「すごく覚えていますね。(ダイヤモンドを)一周するときの空気はすごかった。あのとき、過去一番の歓声をもらったなと思います」
巨人は広島に敗れ、阪神の優勝へのマジックナンバーは1つ減って「11」となった。いよいよカウントダウンが始まる中、首位独走の虎に、これからまた加わる甲子園という心強い味方。背中を押してくれる大歓声に乗って、佐藤輝が今年も巨人に引導を渡す。
「(マジックを減らせる)チャンスなのでね。いつも通り、いい仕事ができればいいかなと思います」
最短優勝日は9月4日。甲子園の夜空に架ける豪快なアーチが歓喜の瞬間をグッと近づける。(原田遼太郎)