第4エンド、ハイタッチを交わすフォルティウスの吉村紗也香(左)ら =横浜BUNTAI(撮影・尾崎修二) カーリング・日本選手権最終日(9日、横浜BUNTAI)は来年のミラノ・コルティナ五輪代表選考に関わる大会。女子の決勝は2次リーグ1位のフォルティウスが準決勝でロコ・ソラーレを破った北海道銀行を延長戦の末、8-7で下して優勝した。
この結果、フォルティウスは3月開幕の世界選手権と9月に行われる3チームでの五輪代表候補決定戦(対SC軽井沢クラブ、ロコ・ソラーレ)の出場権を得た。敗れた北海道銀行は最終盤まで一進一退の攻防を演じるもあと一歩及ばず、準優勝に終わった。試合経過は以下の通り。
第1エンドはメジャーを用いてナンバーワンストーンを判別する僅差の展開に。計測の結果、北海道銀行が1点をスチールして先制に成功。第2エンドは後攻のフォルティウスが着実に1点を取り、スコアを1-1に戻す。第3エンドは吉村のショットが決まって、フォルティウスが1点のスチールに成功。2-1とリードした。
第4エンドは北海道銀行がこの試合両チーム通じて初となる複数得点を記録。2点を追加して、3-2とリードした。第5エンドは後攻のフォルティウスの小谷がトリプルテイクアウトを決める。その後の最終投で北海道銀行のストーンをはじき出し、ブランクエンドに。スコアは変わらず3-2。
第6エンドは引き続きフォルティウスが後攻。最終投吉村のナイスショットで北海道銀行のナンバーワンストーンを弾き出し、3点を取るビッグエンドで5-3と逆転に成功した。第7エンド、後攻の北海道銀行が2点を取るチャンスを迎えるも、田畑の最終投がミスとなってしまい1得点にとどまる。
第8エンドは後攻のフォルティウスが最終投でダブルテイクアウトを狙うも、北海道銀行のストーンが残ってしまい1点のスチールを許す。スコアは5-5の同点に。第9エンド、後攻のフォルティウスは最終投の吉村がドローショットを決めて2点を追加。7-5とリード。第10エンド、北海道銀行は2点以上を取らなければ負けが決まってしまう状況。最終投の田畑がプレッシャーがかかる中でドローショットを決めて2点を追加。7-7の同点で試合は延長戦に突入。
第11エンドはフォルティウスが後攻。最終投の吉村がドローショットをきっちり決めて1点を追加。8-7で劇的な勝利を挙げ、エキストラエンドまでもつれ込んだ熱戦に終止符を打った。試合終了後、熱戦を見守った会場の観衆からは惜しみない拍手と歓声が送られた。
◆フォルティウス吉村紗也香の試合後インタビュー「毎試合毎試合噛みしめて試合をしていました。もう一回ここに立ってプレーをしたい思いがありました。(最後のドローショットは)自分の感覚を信じて投げました。家族の支えがあって、(出産から)戻ってこれてプレーできて、チームの理解があって。オリンピックに向けてチームで一から頑張っていきたいです」
★カーリング・五輪への道
日本代表の条件は❶2024年日本選手権優勝❷24年世界選手権出場❸25年日本選手権優勝❹25年世界選手権出場❺世界ランク最上位かつ24年か25年の日本選手権3位以内-を満たすチーム。女子のSC軽井沢クは既に❶❷を満たし、女子のロコ・ソラーレは❺を満たした。日本選手権を優勝したフォルティウスが、9月に行われる五輪代表候補決定戦に進出。3チームによる決定戦となる。五輪出場枠は男女とも10カ国で24、25年の世界選手権のポイントなどによって決まる。
| 女子 |
| 【試合終了】 ▽2025/02/09(日)14:30 ▽試合会場:横浜BUNTAI |
| チーム |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
計 |
| 北海道銀行 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
2 |
0 |
7 |
| フォルティウス |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
3 |
0 |
0 |
2 |
0 |
1 |
8 |
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