アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)1次リーグ(3日、セントラルコースト0-4横浜M、セントラルコースト)東地区の第6戦が行われ、横浜Mは敵地でセントラルコースト(オーストラリア)に4-0で快勝。4勝1分け1敗の勝ち点13とした。FW井上健太(26)が先制点を含む2ゴールと活躍。今大会初のアウェーでの白星に貢献した。1次リーグは東西12チームずつに分かれて争い、各8位までが決勝トーナメントに進む。
初夏のオーストラリアで1次リーグ突破に大きく前進した。ゴール裏にはヤシの木が並び、その向こうには海が見える風光明媚(めいび)なスタジアムで、中2日の公式戦3連戦を3連勝で終えた横浜Mイレブンは、疲れの色も見える表情で握手を交わした。
「自分のポジションは結果を残すことが大事。自分の得点で勝利できてうれしい」
FW井上が胸を張った。0-0の前半6分、左サイドでパスを受けると中央へ切り込む。ペナルティーエリア手前から右足を振り抜くと、ワンバウンドしたボールはゴール右に。ゴールラッシュの口火を切る先制点となった。
同30分には味方のシュートのこぼれ球を蹴り込んで2点目。同36分にはFWアンデルソンロペスがネットを揺らし、前半だけで3点リードした。
ハッチンソン監督にとってオーストラリアは故郷だ。現役だった2005年からはセントラルコーストでプレー。15年の引退までにリーグ戦で228試合に出場した。
指導者としては米国などでキャリアを積んできた指揮官は「夢にまで見た」と語る古巣戦で、11月30日の湘南戦から先発9人を変更。今大会のアウェー初勝利に導いた。
公式戦60試合を戦ってきた2024年も残りは8日のJリーグ最終節・名古屋戦のみ。殊勲の井上は「ラスト1試合ですが、このクラブのためにともに戦ってほしい」とサポーターに呼びかけた。勝利の余韻に浸る暇もなく日本に戻り、多忙を極めた1年を笑顔で締めくくる。