プロボクシング・ダブル世界タイトルマッチ(3日、東京・有明アリーナ)WBO世界バンタム級王者の武居由樹(28)=大橋=が元フライ級世界王者の比嘉大吾(29)=志成=に3―0の判定で勝ち、初防衛を果たした。打ち合いの展開でアッパーを効果的に当ててポイントを稼いだ。武居は10戦全勝(8KO)、比嘉は21勝(19KO)3敗1分け。
元WBA世界ライト級王者の畑山隆則氏(49)はこの日、You Tube「ぶっちゃけチャンネル」を更新。「(比嘉は)完全にガス欠。勝負勘の差だった。年間最高試合でもいいかもしれない」と指摘していた。
強打の応酬は見応え十分だった。武居は頭を下げる比嘉に対し、アッパーを起点に連打で主導権を握る。遠い間合いのまま、足を使う冷静さもあった。11回に左をもらってダウンを喫したが、最終12回にラッシュを浴びせ接戦を制した。比嘉は強振の左フックを軸に攻め込む場面もあった。ただ攻撃パターンが単調になり、小差で勝機を逃した。
■畑山 隆則(はたけやま・たかのり) 1975(昭和50)年7月28日生まれ。青森県出身。小学校から野球に打ち込み、投手として青森山田高に推薦入学するが1カ月で退部。その後、高校を中退し、プロボクサーを目指して上京。93年6月プロデビュー。97年10月にWBA世界スーパーフェザー級王者・崔竜洙(韓国)に挑戦するも引き分け。98年9月の再戦で判定勝ちし、王座を獲得。2度目の防衛戦で王座陥落も、2000年6月にライト級王座を獲得し、2階級制覇に成功。戦績24勝(19KO)2敗3分。