プロボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチが3日、東京・有明アリーナで行われた。王者の下町俊貴(27)=グリーンツダ=が、日本王座初挑戦で同級3位の津川龍也(24)=ミツキ=に3-0の10回判定勝ち。3度目の防衛に成功した。
2回に左の連打で津川の右目下をカットし、5回には左ストレートから左フックをヒット。5回終了後の公開採点ではジャッジ3人全員が49-46で下町を支持した。8回に左フックからの右ストレートを被弾し、ダウンを奪われたが、最大のピンチをクリンチなどでしのいだ。ジャッジは96-93、96-93、97-92で下町を勝者とした。
「悔しいですね。勝てたんですけど、ダウンを取られたので。せっかくこういう舞台でやらせていただいたのに、内容的にもなかなか良いパフォーマンスができなくて」と身長179センチの長身サウスポーの下町に笑顔はなかった。
この興行のメインイベントで防衛戦を闘う4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=のスパーリングパートナーを務めたことがある津川については「距離がうまくて、いつもスパーリングで当てられる距離で(パンチを)当てられなくて戸惑いました」と称賛した。
IBF世界スーパーバンタム級8位など4団体すべてで世界ランキングに入っているが「うれしいけど、過大評価されている」などと大きいことは全く言わない〝ネガティブボクサー〟は「良い勝ち方をして『世界にたどりつけたら』と言おうと思ってたんですけど、今日の内容では怒られそうなので、一つ一つまたレベルアップして、修正するところを修正して頑張っていきたいです」と前を向いた。
興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で午後3時30分から独占無料生配信された。プロ戦績は下町が23戦19勝(12KO)1敗3分け、津川が15戦13勝(9KO)2敗となった。(尾﨑陽介)